須佐之男
日本神話における三貴神の一柱。岩戸隠れの原因となった神である。
高天原を追放され出雲へと降った須佐之男は足名椎命と手名椎命、その娘の櫛名田比売と出会う。須佐之男は櫛名田比売を救うため、八岐大蛇を討伐した。この時、尾を切って出てきたのが本作でも使用する"草薙剣"である。
…と、逸話では尻尾から出てくるのだが、本作では八岐大蛇と思われる怪物の口から引き抜かれる。八岐大蛇がアイテムボックスのように扱われているが、十拳剣との二刀流が見られるので良しとするべきだろうか。
通常技はノックバックが強く基本的には反撃を貰いづらくなっている。
めくり性能の高いjHと、急降下できる "嵐" など、崩しのパーツも多い。
その反面、攻撃の範囲は広いと言えないし、コマンド技はガードされたら基本全てが不利を背負うようになっている。
ヒット確認が出来なければまず使いこなすのは難しいだろう。
剣の柄頭で殴る攻撃。
発生は早いがリーチが非常に短く、打点が高い。肘まで判定があるので、背が低い神がしゃがんでいても当てやすい。
剣の柄頭で殴る攻撃。下段。
リーチと発生は5Lと同等。打点が低いことと、ガードされても不利フレームが発生しないことがこちらの利点になる。
膝蹴りを出す攻撃。
若干前進するため、5L・2Lが先端ヒットでも当てやすい。
ノックバックが低めに設定されているので2Mに繋げやすくなっている。基本は 5M > 2M は入れ込んでいいだろう。
足を伸ばして蹴る攻撃。下段。
その場から動かないが5Mよりも攻撃範囲が横に広く、5Mが当たっていれば確実に当てられる。
ノックバックが強く、ガードされても弱攻撃以外では割り込めない程度の不利フレームしか負わないので、5M > 2M の連携が多くなるだろう。
先端ヒットしてしまった場合は繋げられる技が多くないので、距離感による技の繋ぎの練習は必須。
体を捻り、一回転しながら上から十拳剣を振り下ろす攻撃。中段。
トレーニングルームのタイルを半分ほど前進し、初期位置からでも大半の神に先端が届く。
先端ヒットした場合は5M・2Mに繋げられず、見た目程判定は縦に長くないので、飛ばれたらほぼ当たらない。
弱攻撃が先端で当たった時に派生した場合は中腹当たりで当てられるので、弱攻撃で動きを止めてから使ったほうがいいだろう。
十拳剣を振りおろす攻撃。
およそ1タイル分の横判定があり、微妙に前進するため、2M先端ヒットでも当てやすくなっている。
これもヒット位置によって繋がる技が変わり、中腹ヒットなら "高天原の災いM" が繋がる。ヒット位置確認が難しいなら総合コンボダメージは下がるが "嵐斬りM" を使おう。
神の力開放中は草薙剣を横薙ぎに振る攻撃に変わり、横判定が少し伸びる。
しゃがみながら十拳剣で足元を切り払う攻撃。下段。
横の範囲はおよそ0.8タイル程だが、タイル半分程前進するため、5Hよりも当てやすくなっている。
そのかわりにノックバックがなくなっているため、ガードされたら反撃を貰ってしまう。
神の力開放中は2Hを追加入力することで草薙剣を振り上げる攻撃へ派生できる。
上段だがガードされても派生することができ、派生猶予は2Hのモーション終了ギリギリまで受け付けている。
この派生からも300~400くらいのダメージを取れる上、発生が3フレームと非常に高速なので、ガード後の反撃を抑止する事ができる。
体を少し前傾し、剣の柄頭で殴る攻撃。
斜め下を蹴る攻撃。
足を横に伸ばすため前方向の判定が広く、飛び込みに使いやすい。
十拳剣を後ろから下方向に振る攻撃。
前側の判定はjMよりも長めで、ノックバックが強く設定されている。
後ろから振る、というのが大事な点で、後ろ側にも判定があるのでめくり技として運用ができる。
飛び込みはjM、めくりはjHと使い分けるのが良いだろう。
神の力開放中は草薙剣を前から後ろ側に振る攻撃に変わる。前方向の判定は対して変わらないため、運用は変わらないが、1つだけ変更点がある。
神の力開放中、相手を飛び越してから使うと「空中で振り返る」。つまり、密着状態でしゃがんでいた相手にも刺さるようになる。
この場合追撃こそできないが、離れながら攻撃を当てられるので咎められることもない。
十拳剣を大きく振りかぶって縦に斬る攻撃。
本作で唯一溜める事ができる攻撃で、攻撃を行うタイミングをずらすことができる。威力も変わる。
最大溜めでは前進しながら攻撃し、それ以外ではその場で攻撃をする。
ノックバックが大きいが、ガードされた場合非常に長い不利フレームを背負う。露骨に振るのではなく、コンボパーツの1つとして使うほうがいいだろう。
神の力発動中は草薙剣を横薙ぎで振る。
縦の判定は狭くなるが横の判定が長くなり、最大溜めの場合はガード時の不利フレームが減る。
足を下に伸ばし、急降下する攻撃。
後ろジャンプからは出せず、また縦方向の移動速度が(正確には計れていないが)0以下にならないと発動できない。
移動ベクトルを上書きするので、落下時タイミングをずらせる。ヒットすればコンボへ移行できる。
後ろ足の膝にも判定があるらしく、相手の真上付近で使えば表裏択をかけることができる。
拳を横に振り攻撃する。L・M・Hの順で前進する距離が増える。L版のみ1ヒット攻撃。
非常に当てづらい技で、5M > 2M が中腹でヒットしたならば繋がるのだが、5Hが絡めばまず当たらない。先端ヒットだった場合もM版が先端で掠る程度。
またこの技自体が先端ヒットしようものならなんにも繋がらない。
空中ヒットしてしまった場合は遠くへ吹き飛ばしてしまうので中央ではなにもできない。
ガードされてもノックバックがなく、不利フレームも長いため反撃を貰いやすい。
相手を浮かせない技なので、できれば地上ヒット時に当てたいがそもそも使いづらいという欠点を持っている。
神の力開放時は草薙剣の先端に当たり判定が発生するので、この事情はある程度解消される。
神の力を開放するまではあまり振らないほうがいいだろう。
踏み込みつつ、下から十拳剣を振り上げる攻撃。L・M・Hの順に前進する距離が増える。H版のみ上に高く振り上げる。
通常時の主要なコンボパーツとなる技で、5Hの先端ヒットからでも繋ぎやすくなっている。
ヒット時は派生できる技が豊富なので、コンボの選択には困らないだろう。
反面ガードされたら隙だらけなので、ヒット確認をしてから使おう。
神の力開放時は日破へと派生できるようになる。
飛び上がりつつ、草薙剣を上に振り上げる攻撃。
嵐斬りから派生できる攻撃で、ガードされていた場合でも派生できる。
ここから jM・jH・嵐 へと派生できるので、ガードされても空振ってもスキがない。
踏み込みつつ、足元から波を発生させる攻撃。L・M・Hの順で前進する距離が増える。
地上ヒット時はM版までしかつながらないが、相手を打ち上げる攻撃なのでコンボへ移行しやすい。
本作で唯一ジャンプキャンセルが搭載されている技で、ヒット時は前ジャンプでキャンセルできる。格好いい。(壁際以外での使い道はない)
神の力開放時は波のエフェクトが赤くなり、打ち上げる力がわずかに上昇する。
ラウンド終了までリーチの長い "草薙剣" を装備する。
剣を使った技全般を強化し、基本性能で挙げたデメリットを帳消しにする。
攻撃力を強化するのではなく、攻撃範囲や連携を強化する能力なので、キチンと強化されるポイントを把握するのが大事。
だが間違いなく、十拳剣と草薙剣の二刀流は格好いいので、積極的に使いたい。(個人的な見解)
十拳剣を持って腕で一度殴った後、8連撃の斬撃を浴びせる攻撃。
初段がロック判定となっており、初段さえ当たればフルヒットする。
なお、フレイヤと同様に壁際で投げを当てた後にも当てられるが、こちらは初撃以外のダメージはない。そもそもフレイヤがおかしい。
5L > 5M > 2M > 2H
5L > 5M > 2M > 5H > 嵐斬りM
5L > 5M > 2M > 滄海原の津波M > 嵐斬りM > 前ステップ > 滄海原の津波H > 嵐斬りH > 荒斬り(最大)
5L > 5M > 2M > 5H > 嵐斬りM > 前ステップ > 滄海原の津波H > 嵐斬りH > 前ステップ > 滄海原の津波H > 嵐斬りM > 5H
5L > 5M > 2M > 5H > 嵐斬りM > 前ステップ > 滄海原の津波H > 嵐斬りH > 前ステップ > 滄海原の津波M > 嵐斬りL (> 素盞八龍斷)
高天原の災いH > 滄海原の津波M > 嵐斬りH > 荒斬り(最大)
5L > 5M > 2M > 滄海原の津波M > 嵐斬りH > 荒斬り(最大) > 嵐斬りM > 前ステップ > 5M > 5H > 滄海原の津波H > 嵐斬りH > 5H > 嵐斬りL (> 素盞八龍斷)
全体的にリーチが短く、ガードされた時の硬直差が悪い技が多いので、通常時は少々攻めづらい印象を受ける。
弱いというわけではなく、攻撃のタイミングをずらせる荒斬りや着地のタイミングを調整できる嵐など、便利な技を持っている。
全神のなかでも6Mは非常に当てやすいので、ガードを崩すのも決して難しいというわけでもないと思う。
ただ通常時は、少々攻めるのに勇気がいる位だろう。
その分、神の力を解放したら化ける。
まずH攻撃が全体的にリーチが伸びるため、牽制として振りつつ先端で当てても反撃を貰いづらくなる。
また2Hに派生技が追加され、そこからコンボへ派生できるようになる。
更に嵐斬りに日破という派生技が追加され、ガードされても派生でき、そのあと空中で通常攻撃を出せるため、密着だった場合は表裏中下択を仕掛けられるようになるという化け物性能。
とにかくフォローする手段が増えるため、触れられれば一方的に攻めることも可能なポテンシャルを秘めていると思われる。
強いて上げるなら "高天原の災い" だけが常にネック。